【神回】史上最多8曲を熱唱!歴史を塗り替えた…第7回 ミュージカルで表現する「忍たま乱太郎」の世界 in 青山レポート

【神回】史上最多8曲を熱唱!歴史を塗り替えた…第7回 ミュージカルで表現する「忍たま乱太郎」の世界 in 青山レポート

子供から大人まで楽しめるアニメ「忍たま乱太郎」の世界をミュージカル化した「ミュージカル『忍たま乱太郎』」(通称“忍ミュ”)。その魅力やとっておきのウラ話を忍ミュの演出家とキャストが熱く語り、歌う「ミュージカルで表現する『忍たま乱太郎』の世界」(略して「忍ミュ講座」)の第7回が東京・NHKカルチャー青山教室(オンライン配信あり)で開催されました。 

講師に竹本敏彰さん(脚本・作詞・演出)、吉田翔吾さん(不破雷蔵役・忍術学園五年ろ組)、栗原大河さん(竹谷八左ヱ門役・忍術学園五年ろ組)を迎え、2024年上演の第14弾・再演~講座の前日まで開催された学園祭を振り返る内容。忍ミュソングコーナーは講座史上最長に。8曲を大合唱して「神回」となった第7回の模様をレポートします。

目次

 

あの五年生メンバーが楽屋で号泣!? 学園祭振り返りトーク

「おい!忍ミュ講座~!ブチ上げていくぞー!!」と栗原さん。会場をあおりまくる吉田さん、五年生コンビ2人を笑顔で優しく見守る竹本さん。前日に終了した学園祭のテンションのまま、講師3人が登場しました。まずは、なんと40曲ものナンバーを披露し、熱く盛り上がった学園祭の振り返り。

2人が演じている五年生の曲について「五年生はどちらかというと上の学年に対して挑戦していこうというロックの精神がある。今までのものを壊して次に向かっていくようなところからロックが多い」と竹本さんが説明。

一方、バラードが多い六年生の曲は「少し大人っぽい曲で攻めたい」と話すと「その反動でグリーンモンスターが生まれたんですか」と栗原さんがニヤリ。昨年の話題沸騰ワードグリモンに受講生の皆さんからも笑い声が。「少しにぎやかしの歌もやっといたほうがいいよねと思いました」と竹本さん。

また、学園祭の最中に2人が目撃した取れたてのハプニング話も披露。久々知兵助役・山木透さんについて「すでに円陣を組んだ時からボロボロ泣いていて」と栗原さん。「楽屋での円陣からもう泣いていて、これは今日すごいことになるぞとドキドキした」と吉田さん。

委員会メドレーで山木さんが号泣していたことを明かし、「素敵だよ。本当に」と栗原さん。「キレイなんですよ、透の涙が。スーって流れていくんですよ」と吉田さんが説明。五年生メンバー同士の仲の良さを垣間見せました。

 

「使ってみたい武器は?」受講生の質問から第14弾を深掘り

今回も受講生の皆さんから寄せられた多数の質問から第14弾を振り返り。「得意武器禁止のストーリーが見てみたい。どんな武器を持ちたいか?」との質問に鎖の暗器「微塵」を使用している八左ヱ門役の栗原さんは、「得意武器禁止は(自分の武器が)難しすぎるのでありがたいですね。確実にコントロールすることは不可能なので日によってどこに行くかわからない。動かない潮江文次郎(渡辺和貴さん)の『袋槍』を使ってみたい」と武器にまつわる裏話を披露。

投石紐で戦う「印地」を得意とする雷蔵役の吉田さんは「持ちたいのは、身近で目にするのは兵助の『寸鉄』かな。(山木)透くんが頻繁に『翔吾くん、この技どう?』と1週間に1個ぐらい新技を作って見せてくるんですよ。最近本当にかっこよく上手になっていて。僕も寸鉄を使ってみたいと思いますね」と山木さんとのエピソードを明かしました。

 

講座限定秘蔵映像を公開。2人に「心の声」アテレコのムチャぶりも

今回も竹本さんこだわりの忍ミュ秘蔵映像を2本公開。1本目は以前山木さんが講師を務めた忍ミュ講座で紹介した兵助のVTRを再び公開。吉田さんが使いたいと話していた武器・寸鉄を誤って落としてしまった兵助の貴重なシーンが登場。この現場を近くで見ていた栗原さんは山木さんの様子について「めちゃめちゃへこむんですよ」と舞台袖での目撃談を披露しました。

さらに終わったばかりの学園祭からホットなVTRを公開。湯本健一さん演じる立花仙蔵の得意武器・宝禄火矢が、激しい立ち回りの最中、縄から外れて舞台裏に落下するアクシデントがあったが、臨機応変に大ピンチを乗り越えたシーン。武器を持たずに仙蔵が敵のドクタケと素手に戦ったあと、文次郎と武器交換するはずが…というハラハラドキドキのシーン。

なんとか切り抜けた仙蔵と文次郎の対応力を竹本さんは絶賛。栗原さんは効果音の音が「素手で戦う」音に変わっていたことに感激していました。そして、竹本さんがVTRを見ながら吉田さんに仙蔵、栗原さんに文次郎の「心の声」をその場で当ててほしいとムチャぶり。2人で手に汗握るシーンのアテレコを見事完遂し、会場は大いに盛り上がりました。

 

「シャドりますか?」人気忍ミュナンバーをみんなで大合唱

講座を締めくくる忍ミュソングコーナーの1曲目は、第14弾再演から激しいロックナンバー「下剋上を叩きつけろ!」。竹本さんは曲について「五年生!対六年生!ということで、五年生が立ち向かっていく勢いのあるナンバーを作りたいと思いました」と説明。栗原さんが兵助のセリフを担当、吉田さんが尾浜勘右衛門(佐藤智広さん)と鉢屋三郎(久下恭平さん)を演じ、息の合った歌唱を披露しました。

栗原さんの「シャドりますか?」の呼びかけから、2曲目は「♪sha-dow」の歌詞から始まる「俺たちのRevolution」に。「この曲はみんな『シャドウ』って言うんだよね」とキャストやスタッフ間での呼称を栗原さんが説明。「『俺たち~』とは誰も呼んでいない(笑)」と竹本さん。講座で取り上げることを躊躇したという五年生アナザーの難曲を講師と受講生みんなで歌い上げました。

3曲目はアカペラから入るゆったりしたナンバー「我が夢よ 我らの夢よ」。栗原さんが小松田秀作(輝山立さん)に寄せてセリフを話すと会場から笑い声が。受講生の皆さんも一緒になって大合唱し、「皆さん、声出てた!素晴らしかった」と竹本さんが大喜び。

 

「マジでこれ聞いてないよ!」まさかの延長戦でポルトガル語曲も

いつもの講座なら3曲で終了のところ、大盛り上がりのムードから第14弾で好きなナンバーの話に。栗原さんが「一番好きなのは『星に願おう』」というやいなや、「歌う!?」と竹本さん。会場から大きな拍手が送られ、「マジでこれ聞いてないよ!」と吉田さんが動揺。

2人が練習としてアカペラで「星に願おう」を歌い始めると、受講生の皆さんも自然に合唱。今回資料として譜面を渡していない曲も歌えた受講生たちに「なんでもいけるってこと?」と竹本さんがニヤリ。

さらに曲を流して「海を渡ろう!」、曲ありで2回目の「星に願おう」を合唱。ポルトガル語歌詞の「日出る国へ!」を受講生の皆さんが歌い上げると講師3人とも仰天。「ブラボーですよ!」と竹本さんが驚きと喜びを込めて伝えました。最後は会場総立ちでの「下剋上を叩きつけろ!」。第14弾関連としてはラスト、大総括となった今回の忍ミュ講座は“伝説回”と呼ぶにふさわしい盛り上がりで幕を閉じました。

 

オンライン受講生も入手可能!貴重な忍ミュ講座資料(台本・楽譜・音源)を配布

毎回忍ミュ講座で大好評の資料配布。忍ミュのお芝居への理解を深めてもらうために共有しています。またキャストたちと同じミュージカル・ナンバーの楽譜や音源を入手、実際に歌うことでさらに舞台をディープに楽しむことができます。 

【配布資料】

上演台本

  • ミュージカル「忍たま乱太郎」第14弾再演の台本(第22324場・アナザーストーリー 全38ページ 

 ミュージカル・ナンバー音源(歌入り・メロオケ・カラオケ)および譜面

  • 14弾「下剋上を叩きつけろ!」
  • 14弾再演「我が夢よ 我らの夢よ」
  • 14弾再演「俺たちのRevolution

 

忍ミュ講座を終えて

吉田翔吾さん

今日の感想といえば、「聞いていたのと違う」(笑)僕は3曲って聞いていたんですけど、8曲分歌いましたよね。それだけ盛り上がったんだなって。皆さんが盛り上がって、竹さんが音楽をかけてくれて…という流れが本当に最高でした。忍ミュの歌の歌詞を覚えてくださっていたのもうれしかったです。

 

栗原大河さん

今日は学園祭より歌ったんじゃないかな(笑)とても楽しい1日でした。お客さんが喜んだり、真面目に聞いてくださったりしているのを見て講座に関われてよかったなと思いました。これから講座に参加する皆さん、何曲歌わされるかわからないので予習はちゃんとしときましょうね(笑)

 

竹本敏彰さん

大河くんと翔吾くんから、あまり語られない役者の内面的な部分と演技に対して向かっていく方向を聞き出せたのかなと思います。本編を見ているだけでは役者さんがどういう気持ちでやっているのかわからない。そこをファンの方が聞きたいと思っているので応えられてよかったです。最後は狂喜乱舞でした(笑)2人には3曲としか伝えていなかったんですよ。譜面も渡していないのにお客さんが歌えたのはちょっとびっくりしましたね。ポルトガル語の曲もどうやって覚えたの?って(笑)

 

講座参加者の声

大盛況で幕を閉じた第7回忍ミュ講座。講座会場は満席で、オンラインからも多くの方がチャットで参加しました。参加した方の声を一部ご紹介します。

毎回楽しく受講しています。今後も、頻回でなくて良いので定期的に是非続けてほしいですし、Gロッソでの公開収録なども期待しています。ファンミーティングとはまた違う方向性になると思うので、専門的な話やディープな話題でも受講者側はついていけると感じています。

今回曲が多く、お話もすごく面白くてすごく楽しかったです。次もまた、機会があったらオンラインではなく現場に行きたいです。

・今回も楽しく、そして貴重なお話、そしてそしてまさかの楽曲追加で聞くことができて嬉しかったです。学園祭が昨日終わってしまって寂しいのですが、裏話含めて少し客観的な目線でよい締めくくりをすることができました。講座も今回とってもたくさんあったのですが、キャラも多いしお話もそれぞれが立っていたので、4回とも毎回違う視点でお話が聞けて良かったです! 14弾のお話自体や、キャラの考察をディスカッションとかされてる姿も見れたり、いろいろな意味で面白さがありました。また次回の忍ミュ講座も楽しみにしてます!!

・急遽曲数が増えましたが忍ミュの曲はどれもいい曲なのでたくさん歌えて嬉しかったです。学園祭後すぐの講座でしたので、ほやほやの学園祭話など聞けてとても楽しかったです。

毎度のことながら、わかりやすい解説と裏話満載で時間があっという間に過ぎました! 曇鬼さんに出ていただきたいです。 演出もされている方かと思うので、演出家同士のお話も聞きたいです!


配信・講座について

◆◆第7回 ミュージカルで表現する「忍たま乱太郎」の世界 in 青山教室(1/27)

オンライン受講
購入する

※見逃し配信:2025年1月27日(月)~3月24日(月)23:59まで

◆◆【特典付き】全4回オンライン通しチケットも販売!

2024年度開催の4講座をセットにした「オンライン通しチケット」も販売します。第4回~第7回の講座のライブ+見逃し配信を視聴できます。
さらに、2025年1月27日(月)から3月24日(月)に視聴できる4講座のアーカイブ配信付き。

購入いただいた方の中から抽選で5名様に登壇キャスト全員のサイン入りポスター(14弾初演)をプレゼント!

  • チケット販売:2024年7月17日(水)~2025年3月24日(月)まで
  • チケット料金12,000円(税込)

*NHKグループモールのみで販売します。
※全講座で「早期購入キャンペーン」を実施します。第5回以降のキャンペーン詳細は追って発表します。「全4回オンライン通しチケット」をご購入の方も、各キャンペーンの対象となります。 

全4回オンライン通しチケット
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◆レポート/ライター
高田りぶれ(たかだ・りぶれ)

山形県生まれ。ライターなど。放送作家のキャリアを生かし、テレビ・ラジオ番組のおもしろさを伝える解説文を年間150本以上執筆。趣味は観ること(プロレス、サッカー、相撲、ドラマ、お笑い、演劇)、遠征、料理。

         

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