“美術館巡り”と聞くとどのようなことを思い浮かべるでしょうか?もしかすると、ゴッホやピカソをはじめ著名な画家の作品が並ぶ館内を進み、ただ黙々と眺めるだけという高尚で敷居の高い趣味を想像するかもしれません。
しかし、美術館巡りはとてもカジュアル。そこで休日にふらっと足を運んでみたくなるような美術館を掲載した書籍や、オリジナルのグッズを販売している美術館をご紹介します。
目次
1.休日にふらっと美術館巡りへ行こう
1-1. おすすめ書籍
2.美術館のグッズを買おう!
2-1. 孤高の画家・田中一村
2-2. 展覧会 岡本太郎/TAROMAN(タローマン)
1.休日にふらっと美術館巡りへ行こう
美術館巡りといっても、そもそも「美術館はどこにあるの?」と思う方も多いことでしょう。確かに大々的に宣伝されるような著名な芸術家の展覧会は東京都心や大阪の中心部など、大都市近郊の美術館で開催されることが多いのも事実です。しかし、美術館はみなさんが思うよりももっと身近なもの。青森市内にある「青森県立美術館」のように自治体が設立した美術館や、『婦女遊楽図屏風』をはじめ国宝や重要文化財の美術品を展示している、古都・奈良にピッタリな「大和文華館」といったその都道府県ならではの美術館などが全国各地にあるのです。
さらに美術館の中には、絵画や彫刻、現代アート以外の展示を扱っているところも。
たとえば、山梨県の河口湖畔にある「河口湖音楽と森の美術館」では歴史のあるオルガンが設置されコンサートを楽しむことができるほか、貴重なオルゴールの数々、そして欧州の貴族階級に愛された自動演奏楽器やオートマタと呼ばれる自動演奏人形の展示も行っています。
また埼玉県さいたま市にある「さいたま市大宮盆栽美術館」は、その名の通り盆栽を展示。国内はもちろん海外の盆栽愛好家たちが集まる国際的にも有名な場所です。
オルゴール、盆栽をはじめ私たちの身近にあるものをテーマにした美術館はたくさんあります。そのため、絵画や彫刻には「あまり興味がない」という方にも美術館巡りはおすすめ。
休日にでも気になる美術館へ足を運んでみて、自分だけの“推し美術館”を見つけてみましょう!
1-1. おすすめ書籍
青森県立美術館、岡本太郎記念館など、NHK「日曜美術館」のアーカイブスから41館をご紹介。
日本の名画・名品を訪ねて 旅する日曜美術館 北海道・東北・関東・甲信越・北陸
大和文華館、田中一村記念美術館など、NHK「日曜美術館」のアーカイブスから36館をご紹介。
日本の名画・名品を訪ねて 旅する日曜美術館 東海・近畿・中国・四国・九州
NHK「日曜美術館」については こちら
「日曜美術館 アートシーン」については こちら
2.美術館のグッズを買おう!
美術館の楽しみ方は展示品を鑑賞するだけではありません。全国各地にある美術館では展示だけでなく、オリジナルグッズを販売している施設も。
オリジナルグッズは美術館を訪れた記念品にもピッタリなものから、普段使いできる便利なものまであります。そこで続いては思わず誰かに自慢したくなる美術館のオリジナルグッズを紹介します。
2-1. 孤高の画家・田中一村
旅する日曜美術館 東海・近畿・中国・四国・九州にも掲載されている「田中一村記念美術館」。
田中一村は昭和期に活躍した画家で、戦後奄美大島に移住。大島紬の工場で働きながら金銭的な蓄えができたら絵を描くという生活を繰り返し、南国の植物や鳥などを素材に多くの作品を生み出してきました。
その一村の作品を収蔵しているのが、奄美市内にある田中一村記念美術館。同館では一村の企画展示のほかに奄美にまつわるイベントも開催しており、カフェとともに併設された売店で田中一村グッズを販売しています。
「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」東京都美術館で開催
孤高の画家・田中一村の大回顧展「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」が東京都美術館で2024年9月19日(木)から開催。「アダンの海辺」「白い花」「奄美の海に蘇鐵とアダン」など神童と称された幼年期から最晩年に奄美で描かれた作品まで、200 点を超える作品を一堂にご紹介します。
会 期: 2024 年9 月19 日(木)~12 月1 日(日)
会 場: 東京都美術館
公式サイト: https://isson2024.exhn.jp
主 催: 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、鹿児島県奄美パーク 田中一村記念美術館、NHK、NHKプロモーション、日本経済新聞社
NHKグループモールでは、2024年壁掛けカレンダーのほか、カレンダー&作品集・絵はがき・小物をまとめたスペシャルセットを販売中です。ぜひチェックしてみてください!
>奄美の自然を描いた孤高の日本画家、田中一村のカレンダー・作品集・小物など販売中!
【プロフィール】※田中一村記念美術館より抜粋
明治41(1908)年、栃木県生まれ。大正15(1926)年に東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科入学後、わずか2か月余りで中退。その後は、南画家として活動。第19回青龍展に「白い花」を出品入選するが、その後中央画壇とつながりをもつことはなかった。昭和33(1958)年、50歳で単身奄美大島に移住。紬工場で染色工として働き、蓄えができたら絵を描くという生活を繰り返し、亜熱帯の植物や動物を描き続け、独特の世界を作りあげた。絵描きとして清貧で孤高な生き方を通した一村は、昭和52(1977)年、誰にも看取られることなく69年の生涯を静かに閉じた。 |
2-2. 展覧会 岡本太郎/TAROMAN(タローマン)
旅する日曜美術館 北海道・東北・関東・甲信越・北陸にも掲載されている「岡本太郎記念美術館」では、岡本太郎作品をプリントしたTシャツやトートバック、太陽の塔のピンパッジなどを販売。(詳しくは こちら )
さらに過去最大規模の回顧展「展覧会 岡本太郎」では、全面プリントTシャツや丸型巾着(クランチチョコ入り)、そのほか太陽の塔をかたどった3つのお顔ポーチなどのオリジナルグッズを販売しています。(詳しくは こちら )
2022年7月にNHK Eテレにて放送された『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』という番組をご存じでしょうか?
同番組は「芸術は爆発だ」などの名言を残したことで知られる芸術家・岡本太郎さんの作品にちなんだ“奇獣”と、巨大ヒーローを彷彿とさせるTAROMANが戦いを繰り広げるというもの。
予想できないストーリーが「おもしろい!」と視聴者の間で話題になりました
NHKグループモールでは、TAROMAN関連グッズを販売中。岡本太郎式特撮活劇 TAROMAN(タローマン)Tシャツに加えて、カレンダーやクリアファイルなどがそろったスぺシャルセットがありますので、こちらもお見逃しなく!
岡本太郎式特撮活劇 TAROMAN(タローマン)Tシャツ
※販売は終了しました
【スペシャルセット】岡本太郎式特撮活劇 TAROMAN(タローマン)グッズ
※販売は終了しました