「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」公式図録
「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」の公式図録です。
自らの芸術の探究に生涯を捧げた画家・田中一村(たなか・いっそん/1908-1977)。
本展は、一村の神童と称された幼年期から、終焉の地である奄美大島で描かれた最晩年の作品まで、その全貌をご紹介する大回顧展です。
世俗的な栄達とは無縁な中で、全身全霊をかけて「描くこと」に取り組んだ一村の生涯は、「不屈の情熱の軌跡」といえるものでした。
自然を主題とする澄んだ光にあふれた絵画は、その情熱の結晶であり、静かで落ち着いた雰囲気のなかに、消えることのない、彼の魂の輝きをも宿しているかのようです。
本展は、奄美の田中一村記念美術館の所蔵品をはじめ、代表作を網羅する決定版であり、近年発見された資料を多数含む構成により、この稀にみる画家の真髄に迫り、「生きる糧」としての芸術の深みにふれていただこうとする試みです。
【商品詳細】
サイズ:A4変形判
270ページ
【展覧会の見どころ】
01 最大規模の回顧展!
絵画作品を中心に、スケッチ・工芸品・資料を含めた250件を超える作品で、一村の全貌に迫ります。
奄美で描いた代表作《不喰芋と蘇鐵》、《アダンの海辺》はじめ、未完の大作も展示。
近年発見された初公開作品も多数出品し、未知の軌跡もたどります。
02 一村ゆかりの地、上野での展覧会がついに実現!
現在の東京藝術大学に東山魁夷等と同級で入学したものの、2ヶ月で退学。
その後は独学で自らの絵を模索した一村。
「最後は東京で個展を開いて、絵の決着をつけたい」と述べたその機会が訪れます。
03 奄美の文化や自然を体感!
展示空間の中で、一村が魅了された奄美の自然を高精細映像で紹介。
会期中に奄美の文化を紹介する関連イベントも実施します。
【展覧会情報】
「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」
会期:2024年9月19日(木)~12月1日(日)
会場:東京都美術館 企画展示室
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、鹿児島県奄美パーク 田中一村記念美術館、NHK、NHKプロモーション、日本経済新聞社
協賛:DNP大日本印刷、日本典礼
特別協力:千葉市美術館
協力:ANA、Peach
監修:松尾知子(千葉市美術館 副館長)
※会期中、一部展示替え・場面替えがあります。
公式サイトはこちら
【関連記事】
>【監修者・学芸員解説あり】奄美の自然を描いた日本画家「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」レポート
>「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」東京都美術館で開催(2024年9月19日~)【NHKプロモーション】