吉高由里子出演のNHKドラマ

吉高由里子出演のNHKドラマ

放送中の大河ドラマ第63作『光る君へ』。舞台は千年以上昔の平安時代、主人公は今でも多くのファンに愛される『源氏物語』を書き上げた作家・紫式部です。

その紫式部を演じる吉高由里子さんが、これまでに出演してきたNHKの映像作品をまとめてご紹介します。

目次

1. 女優・吉高由里子とは

2. 吉高由里子出演のNHKドラマ
 2-1.大河ドラマ『光る君へ』(第63作)
 2-2.プレミアムドラマ『風よ あらしよ』(2022年)
 2-3.連続テレビ小説『花子とアン』(第90作/2014年度前期)
 2-4.大河ドラマ『篤姫』(第47作/2008年1~12月)

女優・吉高由里子とは

『光る君へ』で主人公・紫式部を演じる吉高由里子さんは2006年、『紀子の食卓』で映画初出演。その後、2008年には映画『蛇にピアス』で体当たりの演技を披露し、「第32回 日本アカデミー賞」新人俳優賞と「第51回 ブルーリボン賞」新人賞をダブルで受賞しました。

NHKの映像作品では、2014年放送の連続テレビ小説『花子とアン』に出演。故郷での教師生活をへて翻訳家の道へ進んだヒロイン・花子を演じました。また同年は第65NHK紅白歌合戦で司会も務めています。

大河ドラマに出演するのは『光る君へ』で2回目、第47作品目『篤姫』以来となります。今回、吉高さんが演じる主人公・紫式部は歴史や古典の教科書でお馴染みの『源氏物語』の作者。中宮・彰子に仕える現代で言うところの“キャリアウーマン”に似た役どころです。 

吉高由里子出演のNHKドラマ

大河ドラマ『光る君へ』(第63作)

主人公は紫式部、千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書きあげた女性。光源氏=光る君へのストーリーの原動力は、秘めた情熱とたぐいまれな想像力、そして、ひとりの男性・藤原道長への想いだった。

舞台となるのは、大河ドラマでは初めて描かれる平安中期の貴族社会。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に、生きて愛して書いた女性の物語である。

【あらすじ】
10世紀後半、京で生まれた一人の女の子。まひろと名付けられる。のちの紫式部である。父・藤原為時は漢学や和歌に秀でた文人の家系だが、下級貴族である一家の暮らしぶりは豊かではなかった。

まひろの文学の素質は幼いころから際立ったものがあり、弟への講義を横で聞くだけで、漢学も和歌も覚えてしまうほどだった。学問はまひろにとって、心の中の豊かな世界観の礎となる。

少女のまひろが出会った運命のひと。それがのちの最高権力者となる藤原道長である。まひろと道長はやがてお互いに惹ひかれていく。しかし両家の家格の違いと、まひろの母の死にまつわる秘密が、二人の関係に影を落とす。

【主な出演者】
吉高由里子、柄本 佑、黒木 華、井浦 新、吉田 羊、高畑充希、町田啓太、玉置玲央、板谷由夏、ファーストサマーウイカ、高杉真宙、秋山竜次、三浦翔平、渡辺大知、本郷奏多、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗、段田安則 ほか

【作】
大石 静

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プレミアムドラマ『風よ あらしよ』(2022年)

プレミアムドラマ『風よ あらしよ』は村山由佳さんの同名小説を原作にした作品。舞台は大正時代。吉高さんが演じる主人公・伊藤野枝が、貧困・ジェンダー格差など社会矛盾に果敢に立ち向かった生涯を描きます。

【あらすじ】
伊藤野枝。大正時代の女性解放運動家。
100年前、筆一本の力で、結婚制度や社会道徳に真正面から異議を申し立てた。
あふれんばかりの情熱をただ一つのよりどころに。

「原始、女性は太陽であった」と書いた平塚らいてうへの憧れ、第一の夫、ダダイスト・辻潤との暮らし、生涯のベターハーフとなる無政府主義者・大杉栄との出会い…。

自由を求めて奔放に生き、文筆家としてさらに開花しようとしたやさき理不尽な暴力がわずか28歳の彼女の命を奪うが、貧困・ジェンダー格差など、現代に通じる社会矛盾に果敢に立ち向かったその生涯は、閉塞感に満ちた現在を、今改めて、強烈に揺さぶっている。

吉川英治文学賞を受賞した村山由佳の評伝小説を原作に、向田邦子賞受賞の矢島弘一が脚本を担当、吉高由里子が主人公・伊藤野枝を演じ、自由を守ろうと懸命に生きた一人の女性の“炎”を描く。

【主な出演者】
吉高由里子、永山瑛太、松下奈緒、美波、玉置玲央、朝加真由美、山下容莉枝、山田真歩、栗田桃子、音尾琢真、石橋蓮司、稲垣吾郎

【原作・脚本】
原作・村山由佳
脚本・矢島弘一

 

連続テレビ小説『花子とアン』(第90作/2014年度前期)

カナダの作家、LM・モンゴメリが書き上げた長編小説『赤毛のアン』。連続テレビ小説『花子とアン』は、国内でも有名なその小説を翻訳した村岡花子をモデルにした作品です。

山梨の貧しい家に誕生した花子が、東京の女学校で英語を学び翻訳家として子どもたちに夢と希望を送り届けていく半生を描いています。

【あらすじ】
「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子の明治・大正・昭和にわたる、波乱万丈の半生記です。

山梨の貧しい家に生まれ、東京の女学校で英語を学び、故郷での教師生活をへて翻訳家の道へ進んだヒロイン・花子は、震災や戦争を乗りこえ、子どもたちに夢と希望を送り届けます。

【主な出演者】
吉高由里子、伊原剛志、室井滋、石橋蓮司、賀来賢人、黒木華、土屋太鳳、鈴木亮平、仲間由紀恵、吉田鋼太郎、中島歩、窪田正孝、松本明子、ともさかりえ、浅田美代子、高梨臨、近藤春菜、山田望叶、藤本隆宏、カンニング竹山

【原作・脚本】
原案・村岡恵理
脚本・中園ミホ

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大河ドラマ『篤姫』(第47作/2008年1~12月)

大河ドラマには西郷隆盛や坂本龍馬、新選組など幕末に名を馳せた人物たちにスポットライトを当てた作品がたくさんあります。

篤姫もそんな幕末を生きた人物で、薩摩藩島津家の分家から第十三代将軍・徳川家定の正室になり、家定の死後は江戸城の無血開城に尽力した時代の変化に影響を与えたひとりです。

吉高由里子さんは、島津御一門の四家の1つである重富島津家・島津忠教の娘「於哲(おてつ)」という役で出演。記念すべき大河ドラマ初出演となりました。

【あらすじ】
激動の幕末、薩摩藩島津家の1万石の分家に生まれながら、徳川十三代将軍の正室になる篤姫。夫・家定の死後は出家して天璋院となり、自らの信念を貫き、江戸城無血開城に大きな役割を果たした薩摩おごじょの波乱万丈の生涯を描いた。

【主な出演者】
宮﨑あおい、永山瑛太、堺 雅人、小澤征悦、原田泰造、松坂慶子、稲森いずみ、玉木 宏、堀北真希、松田翔太、高橋英樹、北大路欣也

【原作・脚本】
原作・宮尾登美子 『天璋院篤姫』より 
脚本・田渕久美子

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