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書籍

相国寺承天閣美術館開館40周年記念「相国寺展―金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」公式図録

通常価格 ¥2,900
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雪舟から応挙、若冲へ。
知られざる相国寺コレクションの物語がここに凝縮。

相国寺、金閣寺、銀閣寺の至宝とその物語をめぐる一冊。
図版ページには、詳細な作品解説とすぐ分かる作品案内のダブル解説!
出品作品全点をカラー図版で掲載。

【商品詳細】

サイズ:A4変形判
ページ数:304ページ
重量:約1.03㎏

【展覧会の見どころ】

【第1章】創建相国寺 ―将軍義満の祈願
「吾れ、新たに小寺を建てんと欲す」――
室町幕府3代将軍・足利義満(1358~1408)が発したその一言に、相国寺の歴史は始まります。寺は夢窓派の高僧たちの進言により小さな寺ではなく大伽藍の禅寺であることが望まれ、御所の北側、室町幕府の傍らに開かれました。明徳3年(1392)、発願から10年を経て伽藍が完成し落慶供養が行われました。

【第2章】中世相国寺文化圏 ―雪舟がみた風景
15世紀の相国寺には、相国寺文化圏と称し得る美の営みがありました。室町幕府の御用絵師であったとされる相国寺の画僧・如拙と周文は室町水墨画の様式を確立し、また、彼らを師と仰いだと語る雪舟(1420~1506?)は、若き日を相国寺にて過ごしたとされます。のちに室町水墨画の巨匠と称される雪舟がみた中世相国寺文化圏の風景を展望します。

【第3章】『隔蓂記かくめいき』の時代 ―復興の世の文化
戦国の世の荒廃した相国寺を復興したのは92世住持・西笑承兌せいしょうじょうたい(1548~1607)。相国寺の復興に尽力し、天下人秀吉、家康のブレーンとなり外交僧としても活躍。相国寺中興の祖となりました。これに続く1600年代。復興の相国寺に登場するのが鳳林承章ほうりんじょうしょう(1593~1668)でした。西笑承兌の法嗣はっすで鹿苑寺の住持を務め、75 歳で亡くなる34 年間の日記『隔蓂記』は鳳林承章をめぐる風雅の時と場を伝える貴重な史料となっています。作品をめぐる『隔蓂記』の世界を再現します。

【第4章】新奇歓迎!古画礼讃!―若冲が生きた時代
中世の相国寺文化圏を代表するビッグネームが「雪舟」であるとすれば、近世の相国寺の文化に賑わいを添えてくれたのは「若冲」と言えるでしょう。独特の絵画表現を完成させ、「私は理解されるまでに千年のときを待つ」と言った若冲ではありますが、若冲が生きた1700年代は驚くほどにアバンギャルドな時代でした。人の交流を通し、ものの往来を通して、多感に構築される相国寺文化の新時代を再現してゆきます。

【第5章】未来へと育む相国寺の文化 ―“永存せよ”
相国寺の什物じゅうもつは、どのように形成されてきたのか?なぜ今、この作品はここ相国寺に在るのか?
今回の展覧会を企画するにあたり重視した、ひとつの視点でした。相国寺の什物は中世より伝来するものもあれば、近世や近代の寄進などの新規受入により加わったものもあります。それらは今後、相国寺で活かされ、価値を見いだされ、什物としての履歴を積み重ねて成長してゆくことでしょう。この章ではそうした作品群を展示します。

【展覧会情報】

相国寺承天閣美術館開館40周年記念
相国寺展―金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史

Shokoku-ji Jotenkaku Museum 40th Anniversary Exhibition
Legacy of Zen Temples: Shokoku-ji, Kinkaku-ji and Ginkaku-ji, Kyoto

愛知展
会期:2024年10月11日(金)~11月27日(水)
   [前期]10月11日(金)~11月4日(月・休)
   [後期]11月6日(水)~11月27日(水)
   ※会期中一部展示替えをします。
会場:愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
主催:愛知県美術館、大本山相国寺、NHK名古屋放送局、NHKエンタープライズ中部、日本経済新聞社、中日新聞社
協賛:ライブアートブックス
特別協力:鹿苑寺、慈照寺
協力:京都仏教会
後援:JR東海

東京展
会期:2025年3月29日(土)~5月25日(日)
   ※会期中一部展示替えをします。
会場:東京藝術大学大学美術館
主催:東京藝術大学、大本山相国寺、NHK、NHKプロモーション、日本経済新聞社、東京新聞
協賛:ライブアートブックス
特別協力:鹿苑寺、慈照寺
協力:京都仏教会


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