東京・上野の東京国立博物館 平成館で2025年4月22日に開幕する特別展『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』の報道発表会が1月27日に行われました。この日は大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で喜多川歌麿を演じる染谷将太さんが広報アンバサダーとしての登壇も。本展の見どころや染谷さんのコメントも合わせてレポートします。
目次
- 大河ドラマのセットが会場に…歌麿・写楽の浮世絵など約250作品で蔦重をひも解く
- 喜多川歌麿役を演じる染谷将太さんが広報アンバサダーに
- 2025年の東京国立博物館は江戸文化が百花繚乱
- 特別展『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』開催概要
大河ドラマのセットが会場に…歌麿・写楽の浮世絵など約250作品で蔦重をひも解く

本展は江戸時代に出版活動を通して、人気浮世絵師を世に送り出し、ユーザー視点で楽しむものや面白いものを追求した蔦屋重三郎の活動と多彩な江戸文化を紹介する特別展。見どころは「本を、人を、時代をプロデュースした蔦重の全体像」「歌麿・写楽のあの作品も、じつは蔦重仕込み」「大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』との連携」がポイントになるとのこと。
黄表紙や洒落本といった出版物に、蔦重が発掘した喜多川歌麿や東洲斎写楽ら人気絵師が手掛けた浮世絵黄金期の名品も一堂に揃い、約250作品が展示されます。また大河ドラマのセットを本展会場に持ち込んで、蔦重が活躍した天明寛政の頃の江戸・日本橋周辺の再現も。江戸にタイムスリップしたような感覚が味わえる展示になる予定だそう。
音声ガイドナビゲーターは、放送中の大河ドラマで主人公・蔦屋重三郎役を好演中の横浜流星さんが担当。蔦重の生き様や人気絵師たちの作品の魅力を耳から紹介します。
喜多川歌麿役を演じる染谷将太さんが広報アンバサダーに

大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で喜多川歌麿役を演じる染谷将太さんが本展の広報アンバサダーとして登場。自身が演じる人気絵師・喜多川歌麿についての印象などを語りました。歌麿の絵を実際に見た感想を「初めて生で見させていただいて“本当にいたんだ”と身近に感じました。気持ちが作品に込められていましたね」とコメント。
歌麿という人物の印象を「人の痛みがわかる方で悲しみや悩みを抱えているモデルが目の前にいたら、同調して筆を持っていたんじゃないかと想像しました。表面的な美しさだけを筆に乗せるのではなく、内側から出てくる美しさを表現された方なのでは」と語りました。
本展については「今まで遠い世界のものに感じていた江戸時代の絵や本が身近に感じられると思います」と結び、本展のオリジナルグッズ・東洲斎写楽が描いた大判錦絵 重要文化財「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」のぬいぐるみを手にフォトセッションも行われました。
2025年の東京国立博物館は江戸文化が百花繚乱
2025年3月から9月まで東京国立博物館では本展以外にも江戸文化を楽しめる展覧会が目白押しです。3月25日からは本館特別5室にて、新感覚の没入体験ができる『イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~』がスタート。高さ7メートルの巨大モニターで縄文土器から鎧兜、浮世絵など日本の至宝をNHKの技術が結集した高精細映像で楽しめます。
4月22日からは表慶館にて、草間彌生や横尾忠則ら総勢80名を超える国内外のアーティストが参加した『浮世絵現代』が開幕。現代まで受け継がれた伝統の木版画の技術を用いて現代アーティストたちと制作した“現代の浮世絵”を展示。同時期開催の本展または『イマーシブシアター 新ジャポニズム』来場者は当日に限り、『浮世絵現代』が無料で見られるのでお見逃しなく。
7月19日からは平成館にて、大奥に生きる女性たちの知られざる歴史を衣装や道具などで紹介する特別展『江戸☆大奥』が開催。今年は東京・上野で百花繚乱の江戸文化を思い切り堪能してみては?
特別展『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』開催概要
- 展覧会名: 特別展『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』
- 会期: 2025年4月22日(火)~2025年6月15日(日)
※会期中、一部作品の展示替えがあります。 - 会場: 東京国立博物館 平成館
- 主催: 東京国立博物館/NHK/NHKプロモーション
- 特設サイト: https://tsutaju2025.jp/