連続テレビ小説 マッサン 完全版 DVD-BOX1 全3枚
二人で、生きていくと決めました。
ウイスキー造りに情熱を燃やした日本人男性と、愛する人の夢をかなえるために見知らぬ国「日本」でその生涯を過ごしたスコットランド人女性。
まだ国際結婚が珍しかった時代に夫婦となった二人の笑いと涙、そして愛がいっぱい詰まった冒険物語。
【ストーリー】
大正9年5月。ウイスキー造りを学ぶためスコットランドに渡った亀山政春(玉山鉄二)は、外国人の妻・エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)を伴い帰国。結婚報告に広島の実家を訪れるが、母・早苗(泉ピン子)の猛反対にあう。早苗に認めてもらうため奮闘するエリー。一方、政春は「夢を追うなら命がけでやれ!」と父に鼓舞される。その想いを胸に、政春とエリーは互いの愛を確認し、二人日本で生きていくことを強く誓う。
【収録内容】
■第1週 「鬼の目にも涙」
大正9年5月。本場のウイスキーづくりを学ぶため、単身スコットランドに渡った亀山政春(玉山鉄二)は二年ぶりの日本へと向かう船上にいた。その傍らには外国人の妻・エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)を連れて。結婚の報告に政春の故郷である広島・竹原へと向かう二人。エリーは政春の両親に会い、祝福されることを楽しみにしていた。
しかし、政春の実家である日本酒の造り酒屋・亀山酒造へ着くと思いもよらない展開がエリーを待っていた。政春の母・早苗(泉ピン子)は、二人の結婚を祝うどころか、政春のウイスキーづくりも許してはいなかったのだ。実は、政春は早苗に結婚を反対されていることをこれまでエリーに隠していたのだった。喜んで迎えてくれると期待に胸を膨らませていたエリーはひどく落胆する。
エリーもまたスコットランドの家族に反対され、結婚を認められないまま日本へやってきたのだった。政春の父・政志(前田吟)にも許しを請うが、ウイスキーづくりを命がけでやる覚悟はあるのかと厳しく問いかけられ言葉に詰まる政春。何とか結婚を認めてもらおうと親戚一同が集まる亀山家の法事に参加する政春とエリーであったが・・・。
■第2週 「災い転じて福となす」
結婚への大反対の中、互いの愛を確かめ合った亀山政春(玉山鉄二)と妻・エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は広島を発つことを決意する。母・早苗(泉ピン子)から菜箸を受け取ったエリーは、いつか二人の結婚を認めてもらおうと強く誓い大阪へと旅立つのだった。その車中、名前が呼びづらいと政春を「マッサン」と呼ぶことにするエリー。二年ぶりの職場・住吉酒造を訪れると、社長・田中大作(西川きよし)をはじめ社員たちは大歓迎。そこで運命の男・鴨居欣次郎(堤真一)との出会いも果たす。
しかし、エリーとの結婚を告げると状況は一変。なんと大作は政春を娘・優子(相武紗季)の婿にと考えていたのだ。寝耳に水の政春に困惑するエリー。政春が帰国した暁には婿に迎えるつもりで留学させたと告げる大作であったが、政春は全く気が付いていなかったのだ。 誤解を解こうとするも、二年間必死に花嫁修業に打ち込んできた優子には理解されず、結婚を白紙にする代わりに会社を辞めるよう宣告されてしまう。
優子の怒りの中にマッサンへの密かな恋心をみたエリーは、何とか結婚を認めてもらおうと奮闘するが、逆に優子のいじめがはじまって・・・。
■第3週 「住めば都」
田中家を出たマッサン(玉山鉄二)とエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、謎の女性(濱田マリ)らと出会い、ようやく新居が決まる。心機一転、ウイスキーづくりに燃えるマッサンと、その帰りを待つエリーとの新婚生活が本格的に始まるのだった。そんなとき、優子(相武紗季)がエリーのもとを訪れる。大作(西川きよし)からエリーが日本に来た覚悟を知り、二人の結婚を許すことにしたのだ。マッサンのために米炊きの練習を始めるも、連日失敗ばかりのエリーはついに優子に相談、厳しい指導のもと猛特訓がはじまる。そのなかで二人は徐々に友情を深めていくのだった。
そんな折、優子のお見合い話が舞い込む。それは、住吉酒造の将来のための政略結婚であった。一方、ウイスキーづくりに向けた準備を開始したマッサンは、反対派の専務・矢口(白井晃)の許可を得るため、ウイスキー事業計画書作成に取り組み始める。大幅な経費削減を命じられるも、奔走の甲斐ありポットスチル製造業者も見つかって、ウイスキー事業計画が順調に進み出し喜ぶマッサン。しかし、その帰りにエリーと鴨居欣次郎(堤真一)との仲むつまじい姿を目撃してしまい・・・。
■第4週 「破れ鍋に綴じ蓋」
ウイスキー製造計画が軌道に乗り、株主会議での承認に向けて張り切るマッサン(玉山鉄二)と大作(西川きよし)。そんな矢先に各地でぶどう酒瓶が爆発する事件が起こる。住吉酒造が製造する太陽ワインは爆発しなかったにも関わらず、騒ぎの余波を受け返品が相次ぐ。事態を重く見た鴨居欣次郎(堤真一)は太陽ワインの絶対的安全性を証明するようマッサンに命じ、ウイスキーづくりを中断し調査をはじめることに。連日徹夜で実験に取り組むマッサンとの生活はすれ違い、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は不満を募らせるのだった。
優子(相武紗季)のもとに祖父・長五郎(中村嘉葎雄)が訪れ見合い話をすすめるが、優子の気持ちを知るエリーがつい口を出し、大作は見合いを断ることに。しかし、銀行からの融資が撤回され経営危機に陥る住吉酒造。会社存続のために、優子は悩んだ末に縁談を受け入れる。
一方、マッサンは鴨居と行動を共にする中で、その生き様に驚き、次第に魅了されていく。太陽ワインを復活するべく、ヌードを用いた新たなポスター広告を打ち出した鴨居。そんななか、マッサンは鴨居に一緒にウイスキーをつくろうとスカウトされて・・・。
■第5週 「内助の功」
何の相談もなく鴨居(堤真一)の誘いを断ったマッサン(玉山鉄二)に怒るエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)であったが、鴨居のもとを訪ねマッサンを雇ってほしいと懇願する。しかし、鴨居はもう終わったことだと受け入れず、エリーにしかできない「内助の功」でマッサン支えるべきだと告げ、エリーは思い悩むのだった。一方、住吉酒造に残ることに決めたマッサンは、大作(西川きよし)とウイスキーづくりの夢を一緒にかなえようと強く誓い合う。
そんな中、やってきた大株主で大作の義父である長五郎(中村嘉葎雄)は、鴨居が太陽ワインを自社製造するという噂もありウイスキー事業に大反対、株主会議の開催も取りやめると告げる。しかし、大作の鴨居への直談判により太陽ワインの生産再開が決定、さらに優子(相武紗季)の助けで株主会議も開かれることになり喜ぶマッサンとエリー。本場のウイスキーを飲んでもらえば承認してもらえると楽観的なマッサンに対し、「煙臭い」「薬臭い」と噂されるウイスキーの味が日本人に受け入れられるのか、エリーは不安を募らせるのだった。そんななか、エリーは優子の言葉をヒントにあることを思いつく。
■第6週 「情けは人のためならず」
住吉酒造を退職して2か月。ウイスキーづくりへの糸口が見出だせないまま、マッサン(玉山鉄二)は、いまだ定職につかず仕事を転々としていた。キャサリン(濱田マリ)らから紹介された仕事も性に合わないと断ってばかり。わずかな蓄えも底をつき、エリー(シャーロット)は自分も働くと提案するが、金を稼ぐのは男の仕事と取り合わないマッサンと夫婦けんかに。
エリーは桃子(ちすん)から内職を紹介してもらい、さらにキャサリンから教会の歌声教室の手伝いも始める。一方、マッサンは真面目に職探しもせず小説を書いたりするがうまくいくはずもなく、何も始められない状況に天を仰ぐのだった。そんななか、鴨居(堤真一)は、ウイスキー事業に本腰を入れ、本場スコットランドへの人脈作りを始めていた。
やはり自分も働こうと、エリーは仕事探しに大阪の街を奔走するが、外国人という理由で全て断られてしまう。そんな時、ある男にぴったりの仕事があると誘われる。一方、マッサンはやはり自分にはウイスキーしかないと、鴨居に再び頭を下げ雇ってもらおうと、鴨居商店を訪れていた。そこで街行く人々を相手に、派手な出で立ちで歌い踊るエリーを目撃したマッサンは・・・。
【出演】
玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス
相武紗季、濱田マリ、早見あかり、西田尚美、前田 吟、西川きよし、泉ピン子、堤 真一 ほか
【語り】
松岡洋子
作:羽原大介
音楽:富貴晴美
主題歌:「麦の唄」 中島みゆき
【特典映像】
・もうすぐ!「マッサン」 ~その魅力のすべて!~
【封入特典】
・ブックレット(全28ページ)
○2014年 放送
*DVD3枚組
*収録時間:本編540分+特典25分/16:9LB/ステレオ・ドルビーデジタル/カラー
発売日:2015年2月27日