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劇団四季 鹿鳴館 DVD
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浅利慶太の親友、三島由紀夫が書き下ろした『鹿鳴館』。
三島文学の奥深さを、ここまで表現した舞台があっただろうか。
轟々たる反響と圧倒的な喝采の中、ストレートプレイの真の魅力を改めて人々の胸に刻み込んだ『鹿鳴館』。それは日本新劇の新時代を切り開いたといっても過言ではありません。
夫婦と昔日の恋人を巡る愛情のもつれ、離れ離れになった親子の名乗りなど宿命的な人間関係の縦糸に、政治的陰謀や暗殺という横糸が絡み合って描かれる愛と憎しみのドラマが、三島文学の真骨頂ともいえる豊穣な言葉、甘美な修辞に紡がれ、心地よい緊張感を伴いながら客席に届きます。
卓越した朗誦術を誇る劇団四季の俳優と、演出の浅利慶太をはじめ、三島と深い交流のあった最高のクリエイティヴ・スタッフが世に問う、名戯曲の真価。「『鹿鳴館」のイメージが変わった」、「三島文学とはこんなにも豊かなものだったのか」など、角界から絶賛された『鹿鳴館』が、止むことのない熱い要望に応え待望のDVD化。
○2009年10月 自由劇場にて収録
【ストーリー】
舞台は文明開化を迎えた明治の日本。内閣の大臣を務める影山伯爵の夫人・朝子と、かつての恋人であり反政府派のリーダーである清原との間には、久雄という息子がいた。父への恨みを持つその久雄を利用し、清原暗殺をたくらむ影山伯爵。それを止めようと、決して公の席に出なかった朝子が夫の主催する夜会の主人をかってでる。何も起こらず、誰の血も流れるはずのない鹿鳴館の舞踏会。しかし、優雅な円舞曲の調べの裏側で、運命の歯車は少しずつ狂いだしていた。
作:三島由紀夫
演出:浅利慶太
出演:劇団四季
*162分収録/画面サイズ16:9LB
©SHIKI THEATRE COMPANY