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大河ドラマ 功名が辻 完全版 第壱集 DVD-BOX 全7枚

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愚直なまでの真っ直ぐな生き方で信長・秀吉・家康に仕えた戦国武将・山内一豊と、見事な内助の功で一豊を初代土佐藩主にまで押し上げた妻・千代を描く。 

【収録内容】
■第1回『桶狭間』
1560年、琵琶湖畔。幼い千代は戦火の中、ふた親をともに失う。ひとり山中をさまよい、山内一豊と出会う千代。一豊は吉兵衛、新右衛門を従え、仕官先を探す旅を続け、父の敵・信長を討とうとしていた。一豊は千代に、母・法秀尼を訪ねるよう言う。桶狭間の戦いで一豊は、鬼神となって戦う信長に武者の魂を見る。

■第2回『決別の河』
一豊は法秀尼を訪ね、千代と再会。一豊と語った千代は美濃への出立を決意。藤吉郎から信長が美濃を攻めると聞いた一豊が国境へ向かうと、千代は河を渡り美濃へ去ろうとしている。行くなと叫ぶ一豊に千代は言う。「亡き母様が言いました。美濃の人間になれと」。時は流れ、千代は美濃の不破市之丞のもとで美しい娘へと成長していた。

■第3回『運命の再会』
千代は半兵衛の城へ行儀見習いに出ている。一豊を従えて半兵衛を訪れた秀吉は信長につくよう調略を試みるが、半兵衛は首を縦にはふらない。再会した千代と一豊は敵味方となり分かれてしまった運命の前に語り合うこともできず、ただ見つめ合うしかなかった。ある日、半兵衛から「一豊を連れて来てくれ」との文が秀吉に届く。半兵衛の庵(いおり)で待っていたのは千代だった。

■第4回『炎の中の抱擁』
半兵衛の庵で胸の内を語り合う千代と一豊。互いに思いを寄せ合う2人だが、なすすべもない。半兵衛を迎えた信長は稲葉山城の攻略を開始。美濃方の千代は城内にろう城する。半兵衛は一豊に「千代の救出」を指示して、城へ登る小道の存在を明かす。城内へ踊り込んだ一豊は織田の兵に立ち向かう長刀姿の千代を見つける。

■第5回『新妻の誓い』
千代は「一国一城の主になる」という夢を一豊から聞かされ、同じ夢を夫婦で追うことを誓う。信長は近江の浅井家への調略を画策。妹の市が自ら縁組みを申し出る。市の訪問を受けて近江について話す千代。他人の知らない信長の優しさ、未知の相手に嫁ぐ不安を市は語る。「市は、ふびんだ」と一豊。「市には戦を止める力があり多くの命が救われる」と千代は訴える。

■第6回『山内家旗揚げ』
新右衛門の大家族が加わり山内家の台所は火の車。千代は食事を抜いて危機に耐える。岐阜城に信長を訪れた明智光秀の話を聞かせようと帰宅する一豊。空腹のあまり倒れた千代に、いのししを狩ってきて食べさせる。足利義昭を奉じて上洛の途につく織田軍。この日のために仕上げた「山内家の丸三葉柏紋」が縫い込まれた旗を千代は差し出す。

■第7回『妻の覚悟』
信長は突然、一豊や秀吉らを連れ小谷城に浅井長政を訪ねる。城内の浅井方に渦巻く信長暗殺の声。信義を重んじる長政は家臣たちの思惑を諌める。上洛して征夷大将軍になった足利義昭は信長を副将軍へと誘うが信長は断る。山内家では新右衛門の妻が急死。戦場の夫に知らせるなという遺言を聞いた千代は「侍の妻が持つべき覚悟」を改めて知る。翌春、秀吉は京都奉行となり一豊も滞京を余儀なくされる。

■第8回『命懸けの功名』
信長の敵対勢力と結ぼうとする将軍義昭の策略が発覚。信長は約定を破り、浅井家と同盟下にある朝倉家の支城・金ヶ崎城を攻める。一豊は敵方の勇将・三段崎勘右衛門と戦い、深手を負いながらも勝利を収める。快進撃を続ける信長だったが、市の機転で浅井長政出陣を知り撤兵を決意。全滅覚悟のしんがりを志願した秀吉は、重傷の身で参戦を願う一豊を軍神とたたえる。

■第9回『初めての浮気』
秀吉軍はしんがりの大役を果たし、一豊は二百石に加増。寺の仮宿舎で傷が癒えるのを待つ。ある日、人捜しに来た小りんと名乗る女がとう留していく。無事を祈る千代の思いをよそに、誘惑に抗しきれなかった一豊は小りんの正体が甲賀の忍びであるとは知らずに一夜をともにしてしまう。一豊から得た情報で銃弾が信長を襲うが大事には至らない。帰宅した一豊は黙っていられず浮気を千代に告白するが…。

■第10回『戦場に消えた夫』
一豊の話を聞き怒った千代は不破家に帰る。そこに陣ぶれが。すぐに戻るが夫は出陣したあと。お守りの布を手に結ぶこともできない。姉川の合戦に挑んだ一豊は戦場で姿を消して行方が分からない。残された布を手に泣き、自分を責める千代。夫を弔い出家する覚悟を決めたある夜、自分を呼ぶ遠い声を聞く。雨中に飛び出すと、そこには槍を杖にして歩く一豊の姿が…。

■第11回『仏法の敵』
姉川の戦いで傷ついた一豊は「小りんに助けられたが、やましいことはない」と千代に伝え、千代も夫の言葉を信じて夫を横山城へ送り出す。そのころ織田家では、三好三人衆の挙兵や浅井・朝倉の比叡山延暦寺への着陣と窮地が続いていたが、信長と将軍義昭の和ぼくで状況は一変。元亀二年、怒りは爆発した信長によって叡山攻めが実行された。

■第12回『信玄の影』
信長が誰よりも恐れる信玄が上洛を開始。「この町が火に包まれるのを見たくない」という千代に「女も戦う決意を」と言う寧々。敵の間者・六平太が一豊に、自分と結ばないかと誘う。「日輪の下で功名を立てる男でないと立身はできぬ」と断る一豊。将軍義昭も信長に対し挙兵するが、信玄死去の報に信長は義昭を都から追放する。

■第13回『小谷落城』
市の無事を祈る千代の思いをよそに、信長軍は小谷城攻撃を開始。夫の長政とともに果てる覚悟の市は、長男・万福丸の助命を条件に城を出る。約束したのは秀吉。しかし信長は、万福丸の磔刑を命じ、一豊が執行の号令を下すことに。落涙して千代に詫びる一豊。千代も約束だった手縫いの打ち掛けを市に渡して号泣しながら詫びる。

■第14回『一番出世』
一豊の知行は四百石。堀尾と中村は百五十石。出会えば黙って会釈する2人に寂しさを感じる一豊。千代と一豊は秀吉から「妹の旭と夫の源助が城に入る」ように説得を命じられる。嫌だと言い張る旭に、源助は「得意な大工仕事のように自分に合った仕事で役にたてるなら」と言う。泣き叫ぶ旭に一豊は「戦場には絶対に出さない」と約束する。

■第15回『妻対女』
六平太が食客として山内家へ入り込む。その女房だと名乗る女こそ、一豊が京で一夜を過ごした忍びの小りんであった。肝をつぶした一豊は吉兵衛に相談を持ちかけるが、事態は進展しない。子を授からないことで悩む千代を横目に、小りんは「あんたの世継ぎを産んであげる」と一豊に迫る。誘惑から逃れた一豊を待っていたのは、正座した千代の姿だった…。

■第16回『長篠の悲劇』
長篠の地で3千丁の鉄砲隊を構えた信長軍は武田氏が誇る騎馬軍団を粉砕した。この戦で旭の夫・源助が流れ矢に当たって戦死。約束を守れなかったことを切腹して旭に詫びようとする一豊。千代もまた懐刀を取り出して自刃しようとする。数日後、市之丞の危篤の報せが届く。枕元で自らの懐妊を告げる千代。市之丞は微笑しながら眼を閉じる…。

■第17回『新しきいのち』
千代が無事に娘を出産。戦に明け暮れる一豊が娘と対面できたのは1年後。喜ぶ一豊だったが愛娘に怖がられる始末。このころ千代は光秀の娘・玉と出会う。秀吉の命のまま旭は副田と結婚。しかし旭は何もしゃべらず心を閉じているという。千代は旭に「赤子のように泣き、怒り、すべてを吐きだせば明日を生きる力がわく…」と語りかける。

■第18回『秀吉謀反』
信長に蟄居(ちっきょ)を厳命された秀吉は酒宴に興じる。「遊んでいれば謀反などできぬと知れよう」と。そうと知った千代も陽気に踊り、家中の気勢を上げようとする。そのころ大和の松永弾正が信長に謀反。蟄居を解かれた秀吉は一豊り調略を試みる。しかし失敗に終わり松永弾正は壮烈に自害する結果に。その後、中国討伐の大任を命じられた秀吉は播磨の大部分を平定するが…。

■第19回『天魔信長』
中国攻めにある一豊の留守中、千代は娘・よねを平穏に生きてほしいと慈しみ育てる。「民に余を畏敬(いけい)さすれば謀反を起こす者もいなくなろう」と安土築城中の信長は言い放ち、濃や光秀をあ然とさせる。信長への謀反は後を絶たず秀吉は窮地に。その陣中、死の床の半兵衛は千代を愛していたことを一豊に告げる。

■第20回『迷うが人』
敵陣に潜入して戻らぬ官兵衛の寝返りを疑う信長。一豊は官兵衛の嫡男である松寿丸を殺害せよと信長に命じられる。そのとき敵に幽閉されていた官兵衛が救出されたことが発覚。絶句して嫡男の殺害を悔いる信長に、一豊は松寿丸が生きていることを告げる。千代が松寿丸を匿って育てていたのだ。「武士とは何か」と思い悩む一豊に光秀が「迷わぬのは信長様のみ」と答える。

■第21回『開運の馬』
馬市で一豊は見事な馬に一目ぼれする。黄金十枚という値段に千代は別の意味で驚く。伯父に持たされた鏡箱の中身と同じなのだ。「千代も妻という役目で乱世をともに戦って参りとうございます」。その言葉は、信長から心が離れた濃の耳にも届く。一豊と千代を城に招いた信長は「黄金十枚で天下に山内の名を売った」と千代の才覚を絶賛する。

■第22回『光秀転落』
備中高松の秀吉から信長へ援軍を請う使者として安土に戻った一豊は、家康接待の場に居合わせることに。席上、光秀は信長から領地召し上げのうえ「秀吉援軍の兵を出せ」との命を受ける。光秀が中国に出陣する前夜、信長は京の本能寺に入る。天下を揺らす争いが刻一刻と近づいていた。

■第23回『本能寺』
光秀の謀反。鉄砲で応戦する信長。傍らに長刀で戦う濃。だが攻め込んだ光秀の目前で濃は銃撃され絶命。信長も自害して果てる。明智軍が攻めてくる長浜では寧々と千代が退却のさい配を振るう。備中高松の秀吉は、変事を毛利へ知らせる使者を一豊が捕らえ、信長の死を知る。全軍帰還を号令した秀吉の「中国大返し」が始まった。

■第24回『蝶の夢』
秀吉は光秀軍を圧倒。逃げ落ちる光秀と遭遇した一豊。「なにゆえご謀反を…」と尋ねた折、何者かの槍が光秀を襲う。「そなたは耐えて生き伸びよ」と一豊に遺言して光秀が落命。山中に隠れていたところを一豊に救出された千代は、敗北した者の運命の悲惨さを知る。光秀の妻子らは自刃に追い込まれ、娘の玉は嫁いだ先の細川家で幽閉されていた。

■第25回『吉兵衛の恋』
千代は清洲城の市に呼び出された。織田家を守るため勝家に嫁ぐと決意した市は「秀吉とはいずれ大戦となるゆえ、これが今生の別れだ」という。そのころ一豊は三千石に加増され家来や女中らも新たに雇えるように。指南役は吉兵衛。ほどなく家中で「吉兵衛と侍女のたきが好き合っている」と噂になる。千代は2人を結ばせようと一計を案じて…。

■第26回『功名の旗』
秀吉軍は伊勢攻めへ出陣し、一豊は亀山城を包囲。しかし一豊の陣は敵勢の突破を許し秀吉は激怒。恋慕するたきのことで心にすきが生じた自分のせいと吉兵衛は、山内家の旗を背に戦場へ一番乗りを果たす。せい絶に斬られた吉兵衛は、一豊の腕の中で「ご功名をあげ国持ち大名になりなされ」と告げ命を落とす。知らせを聞いた千代はあふれる涙が。

■第27回『落城の母娘』
勝家がついに出陣する。秀吉はこれを賤ヶ岳で迎撃する。一豊は三成や七本槍ら若い世代を重用する秀吉に不満。秀吉軍は敗走する勝家を追撃し北の庄へ。市を救出するため城内へ入る一豊に、市は娘らを託した後で勝家とともに自刃してしまう。清洲へ入った茶々は千代を呼び「秀吉の野望を打ち砕けという市の望みをかなえるのに手を貸せ」と言う。

【出演】
仲間由紀恵、上川隆也、武田鉄矢、前田 吟、佐久間良子、大地真央、浅野ゆう子、坂東三津五郎、柄本 明、西田敏行、舘ひろし ほか

原作:司馬遼太郎「功名が辻」
脚本:大石 静
音楽:小六禮次郎

【特典映像】
・カウントダウン「功名が辻」
・プレマップ 大河ドラマ「功名が辻」(千代編)
・プレマップ 大河ドラマ「功名が辻」(本能寺・内容編)
・プレマップ 大河ドラマ「功名が辻」(本能寺・出演者編)
・「功名が辻」ノンクレジット・オープニング

○2006年 放送

*DVD7枚組
*収録時間:本編1216分+特典46分

発売日:2014年12月12日