その時歴史が動いた~時代のリーダーたち編~ DVD-BOX 全5枚
“歴史が動くその時”に焦点をあて、人間のドラマの中にある「生きた歴史」を伝える。
これまで放送した数多くのエピソードの中から、秀作をテーマごとにまとめてラインナップした新シリーズ。
【収録内容】
(1)「日出づる処の天子より」~聖徳太子、理想国家建設の夢~
「推古15年(607)7月3日/倭国が2回目の遣隋使を派遣」
今から1400年あまり前、西暦6世紀の末。日本の古代国家倭国は争乱と殺りくのただ中にあった。政治や宗教をめぐる血みどろの戦い、有力豪族により前代未聞の天皇暗殺事件…混乱する倭国に、史上空前の外圧が襲いかかる。中国に巨大帝国・隋が出現したのである。隋は朝鮮半島の国々を次々と傘下に収め、倭国も対応を迫られる。古代日本に大胆な改革者として登場し、理想国家建設を夢見た聖徳太子の壮大な挑戦を描く。
*2003年5月28日 NHK総合テレビで放送
(2)「天神・菅原道真 政治改革にたおれる」
「昌泰4年(901)1月25日/右大臣菅原道真、政治改革にやぶれ九州・大宰府に左遷」
学者として名高く、死後は“学問の神様”と称された菅原道真は、政治家としても一流だった。平安時代、日本の財政破たんを救うために改革を志した道真が、改革の道半ばにして陰謀に倒れた、その悲劇の時を描く。
*2002年5月22日 NHK総合テレビで放送
(3)「乱世を制するリーダーの条件」~湊川の戦い 足利尊氏、苦悩の決断~
「建武3年(1336)5月25日/湊川の合戦で足利尊氏が楠木正成を破る」
鎌倉幕府末期の動乱の時代。後醍醐天皇、新田義貞、楠木正成など、さまざまな人たちが歴史の舞台に立つが、その中から新時代のリーダーとして幕府を開いたのが足利尊氏であった。この時代、武士が最も欲したのは土地の権益を守ることであったが、尊氏はそのような武士たちの期待に応えて政権を打ち立てたのである。武士のための新しい政権を築く第1歩となった湊川の合戦での尊氏の勝利の瞬間を描く。
*2003年2月12日 NHK総合テレビで放送
(4)「上杉鷹山 ふたたびの財政改革」
「寛政3年(1791)3月/上杉鷹山、2度目の藩政改革に乗り出す」
瀕死の財政を合理化で奇跡的に立ち直らせた成功者として名高い米沢藩主・上杉鷹山。鷹山直筆の手紙を通じて、藩政改革に悩む鷹山の姿を紹介しながら、一度は改革に挫折した鷹山が、ふたたびの財政改革を成し遂げるまでを描く。
*2001年9月5日 NHK総合テレビで放送
(5)「板垣死すとも、自由は死せず」~日本に国会を誕生させた普及の名言~
「明治15年(1882)4月6日/板垣退助が「板垣死すとも、自由は死せず」の言葉を発する」
明治時代の幕開け。「富国強兵」「文明開化」をスローガンに急激な近代化を推し進めていた。しかしその陰で、時代に変化に取り残された民衆は明治政府に反発。各地で職を失った武士や重税に苦しむ農民の暴動が起こっていた。自由民権運動の指導者板垣退助は、言論を武器に民衆と立ち上がり、日本初の国会開設への道を拓いた。その不屈の戦いを描く。
*2003年8月27日 NHK総合テレビで放送
*DVD5枚組
*収録時間:210分/4:3/片面一層/カラー/ステレオ
©2006 NHK
発売日:2023年1月27日