NHKスペシャル 明治 DVD 全2枚
今 曲がり角に立つ 現代の日本に 新たな国づくりの示唆を得るため 明治の人びとの声に耳を傾ける
●収録内容
第1巻
プロローグ 今、明治に何を学ぶか
明治時代、日本は短期間に劇的な変革を遂げた。明治の変革はなぜ可能だったのか。古いものを生かしつつ新しいものを取り入れた明治の人々は、優先順位をはっきりさせる能力が高かった。日本資本主義の父とも呼ばれる渋沢栄一の人材活用を中心に、その改革の秘密を探る。
(2005年3月26日放送)
第一集 ゆとりか、学力か
学力低下やゆとり教育の見直しなど、さまざまな教育問題に揺れる現代の日本。近代教育の原点である明治の教育改革を見つめなおし現代へのヒントを得る。子どもたちに必要な教育とは何か、個性と学力のどちらを重視するか。明治の教育企画に取り組んだ官僚・柳澤政太朗の行動を軸に、教育問題の原点を探る。
(2005年4月10日)
第ニ集 模倣と独創~外国人が見た日本~
急速な近代化を果たした明治の秘密を、日本を訪れた多くの外国人たちの記録から解き明かす。「日本人は優れた独創性を持っている」とたてたヘンリー・ダイアーと、その弟子・田邉朔郎の業績から、「ものづくり日本」の原点を探り、日本人の独創性とは何か、近代化と共に失ってしまったものは何かを描く。
(2005年4月16日放送)
●特典:明治 資料館・博物館ガイド
第2巻
第三集 税制改革、官と民の攻防
明治のはじめ、財政破綻に瀕した政府は、抜本的な財政改革に着手した。官僚と民衆のせめぎあいのなか、地租や所得税などの税制が導入されていく。改革にあたって起草された幻の文書がたどる数奇な運命を追いながら、官と民の攻防を描き、制度の改革はどう行われるべきかを問い直す。
第四集 国のありかたをどう決めるか
「万機公論に決すべし」という宣言で幕を開けた明治時代。「誰もが政治に意見を述べられる」という趣旨のもと、民衆より数々の建白書が提出された。その中には実際に政策として採用されたものもある。明治の人々が抱いた国づくりの夢とアイデアを描き、国のありかたをどう決めるか、現代へのヒントを探る。
(2005年5月21日放送)
●特典映像:CG技術で蘇る100年前の日本・本編258分+特典約20分