特別展「やまと絵 -受け継がれる王朝の美-」公式図録
千年を超す歳月のなか、常に革新的であり続けてきたやまと絵。「日本美術の教科書」と呼ぶに相応しい豪華な展示作品をすべて収録。
大河ドラマ『光る君へ』の紫式部にまつわる「源氏物語絵巻」をはじめ、「信貴山縁起絵巻」「伴大納言絵巻」「鳥獣戯画」の「四大絵巻」も収載されています。
平安時代前期に成立したやまと絵は、以後さまざまな変化を遂げながら連綿と描き継がれてきました。優美、繊細といったイメージで語られることの多いやまと絵ですが、それぞれの時代の最先端のモードを貪欲に取り込み、人びとを驚かせ続けてきた、極めて開明的で野心的な主題でもありました。伝統の継承、そして革新。常に新たな創造を志向する美的な営みこそが、やまと絵の本質と言うことができるでしょう。
本展は千年を超す歳月のなか、王朝美の精華を受け継ぎながらも、常に革新的であり続けてきたやまと絵を、特に平安時代から室町時代の優品を精選し、ご紹介するものです。公式図録には、「日本美術の教科書」と呼ぶに相応しい豪華な展示作品をすべて収録。重要文化財「浜松図屛風」「月次風俗図屛風」(ともに東京国立博物館蔵)は、左右125cm超のワイドページでご覧いただけます。壮大で優美なやまと絵の世界に入り込めるとっておきの一冊です。
【内容】
序章 伝統と革新―やまと絵の変遷
第一章 やまと絵の成立―平安時代
第二章 やまと絵の新様―鎌倉時代
第三章 やまと絵の成熟―南北朝・室町時代
第四章 宮廷絵所の系譜
終章 やまと絵と四季―受け継がれる王朝の美
【商品詳細】
サイズ:A4変形
480ページ
【展覧会情報】
特別展「やまと絵 -受け継がれる王朝の美-」
2023年10月11日(水)~12月3日(日) 東京国立博物館 平成館(上野公園)
【展覧会の見どころ】
1.これぞ日本美術の王道!
教科書で見た「あの」作品が目白押し
教科書や美術全集などでおなじみの作品が一堂に集結。総件数約245件の7割超が国宝、重要文化財。
2.やまと絵の真髄を多様なジャンルの作品から探る
絵画のみならず、書跡や工芸作品など、やまと絵の美意識を支えた同時代の作品も数多く出品。
3.展示期間ごとに変わる名品の数々
四大絵巻、神護寺三像、三大装飾経など、超豪華作品が入れ替わりでお目見え。
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