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史伝 北条政子 ~鎌倉幕府を導いた尼将軍~
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「鎌倉殿の13人」を選んだのは政子か?中世史の新鋭が迫る比類なき女性政治家の実像。
鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝の妻にして、2022年大河ドラマの主人公・二代執権北条義時の姉である北条政子。気が強くて嫉妬深く、冷酷でヒステリック……など、マイナスイメージの強い彼女だが、同時代史料から浮かび上がる政子の姿は違う。主体的で慈悲深く、武家政権の確立と御家人の地位向上を果たした、鎌倉幕府最重要人物としての顔が見えてくる。北条氏による編纂物の『吾妻鏡』だけでなく、『愚管抄』『明月記』『六代勝事記』などの京都側の史料や、大倉幕府周辺遺跡群の発掘調査などの考古学の成果も踏まえながら、類いまれなる政治力を発揮した女傑の全貌を明らかにする、大河ドラマファンはもちろん、中世史ファン必読の一冊。
■目次
プロローグ――政治家・北条政子
第一章 御台所の日々
第二章 頼朝の後家として
第三章 尼将軍の時代
終 章 後代の政子像
エピローグ――鎌倉幕府を導いた尼将軍
■著者情報
山本 みなみ 著
鎌倉歴史文化交流館学芸員。1989年、岡山県生まれ。京都大学大学院にて博士(人間・環境学)の学位取得。鎌倉歴史文化交流館学芸員をはじめ、青山学院大学非常勤講師を務める。中世の政治史・女性史、特に鎌倉幕府や北条氏が専門。北条義時の生涯と謎に迫る初の著書『史伝 北条義時』を2021年末に刊行。
■商品情報
判型:新書判
ページ数:272ページ
発売日 2022年5月10日