NHKプロモーション関連イベント 8月開催の展覧会をご紹介!

NHKプロモーション関連イベント 8月開催の展覧会をご紹介!

NHKプロモーションでは、展覧会、コンサートなどの文化事業や、キャンペーン、シンポジウムなど、NHKの放送と連動した多彩なイベントを実施しています。
その中で、8月に開催中のイベントをご紹介します。各県で展開しているイベントもありますので、夏休みにご家族や友人とぜひお楽しみください。

その他の展覧会・イベント情報はこちら【NHKプロモーション】

 

水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~

会期:2023年7月15日(土)~9月24日(日)
会場:名古屋市博物館 1階 特別展示室・部門展示室
主催:名古屋市教育委員会・名古屋市博物館、中日新聞社、NHK名古屋放送局、NHKエンタープライズ中部
制作協力:NHKプロモーション

日本漫画界を代表する水木しげる(1922-2015)。漫画連載の傍ら、妖怪研究の様々な文献を紐解き、生涯にわたり数多くの妖怪画を描き続けました。
本展では、百鬼夜行の名にふさわしく、水木の妖怪画100点以上を一挙公開する他、江戸時代の絵師・鳥山石燕(1712-1788)の『画図百鬼夜行』、昭和初期の民俗学者・柳田國男(1875-1962)の『妖怪談義』など、水木自身が所蔵する妖怪関係資料を初めて公開します。
代表作「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめ多くの妖怪作品を生み出した水木しげるは、「妖怪」という言葉が一般に広がるきっかけを作っただけでなく、その後も長きにわたり妖怪ブームの原動力を担い続けました。
現代の日本人に「妖怪」という文化を根付かせた水木が、どのように妖怪と向き合い、描いてきたのか、本展を通して妖怪を身近に感じ、今なお多くの人を魅了し続ける水木の世界観をご堪能ください。
水木しげる生誕100周年特設ページ: https://www.mizukipro.com/100th/
  

高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの


会期:2023年7月8日(土)~9月18日(月・祝)
会場:三重県総合博物館
https://takahata-ten.jp/
主催:三重県総合博物館、中京テレビ放送、中日新聞社
制作協力:NHKプロモーション

世界で非常に高い評価を受けている日本のアニメーション。「anime」という単語が日本製アニメーションを指す言葉として使われるなど、今や日本のアニメーションは一種の芸術作品として扱われています。

日本のアニメーションが本格的に始動したのは第二次世界大戦後、当時のアニメーションは予算や人手の問題から「ストーリーの固定化」、「絵の動く場所の限定」、「同じシーンの使いまわし」などの手法がとられていました。

転機となったのは高畑勲(1935~2018)が1968年に演出を務めた、『太陽の王子ホルスの大冒険』です。大量の作画の使用、「村=共同体」という難しいモチーフへの取り組みは、大人の鑑賞にも耐える冒険ファンタジーの可能性を切り開き、多くのアニメーターに影響を与えました。

アニメーションの制作で初めて海外ロケハンを実施するなど徹底したリアリズムの追求、戦後の経験を現代と地続きのものとして語り直す独自のスタイルなどによって、高畑は子供向け・大衆娯楽といったイメージであったアニメーションを芸術へと昇華させていきます。また、今日では定着している、固定のメインスタッフが制作全体を統括する「レイアウトシステム」を確立、演出意図の徹底と原画の質の引き上げを図ったのも高畑の功績です。

アニメーションの制作現場における高畑勲の役割の特徴は、自分では絵を描かない「演出家」であることです。

本展では、高畑演出の「こだわり」を、制作ノート、絵コンテ、原画、セル画、映像などによって明らかにするとともに、その「こだわり」がどのように日本のアニメーション形態を進化させ、他の作品に影響を与えていったのかを通観できる展示となっております。
  

特別展「恐竜博2023」


会期:2023年7月7日(金)~9月24日(日)
会場:大阪市立自然史博物館 (大阪・長居公園)
https://dino2023.exhibit.jp/
主催:大阪市立自然史博物館、NHK大阪放送局、NHKエンタープライズ近畿、朝日新聞社

本展では、鎧竜史上最高の完全度と謳われるズール・クルリヴァスタトルの実物化石を中心に、身を守るためにトゲやプレートを進化させた装盾類(剣竜と鎧竜の総称)の進化について解説しながら、恐竜たちの「攻・守」という観点から恐竜の進化を読み解きなおします。
 「守」を代表する恐竜として取り上げるのが、アンキロサウルス類の鎧竜・ズールです。その実物化石はカナダ・ロイヤルオンタリオ博物館(ROM)以外では初公開となります。ズールは、頭骨から尾の棍棒まで揃って、アメリカの約7600万年前の地層から発見されました。アンキロサウルス類では初の事例です。全長約6mもあり、アンキロサウルスと肩を並べる最大級の鎧竜です。本展では、鎧竜類に特徴的な頭部から背中を覆う装甲、尾の棍棒までを展示します。

 「攻」を代表する恐竜としては、ズールと同じ時代に生きたゴルゴサウルス(ティラノサウルス類)の全身復元骨格もズールの全身復元骨格と相対するように展示。当時の恐竜たちの「攻・守」を臨場感ある展示で体感いただきます。
 また、2020年に国立科学博物館とアルゼンチン自然科学博物館との共同調査チームが発掘し、2022年に新種と発表された、南半球の頂点的存在だったといわれる肉食恐竜マイプ・マクロソラックスを、白亜紀最末期に北半球の生態系のトップにいたティラノサウルス・レックスなどと対比させながら紹介。「攻・守」を切り口に、最前線の研究や、恐竜絶滅の謎に迫ります。

 

NHK大河ドラマ特別展「どうする家康」


会期:2023年7月1日(土)~8月20日(日)
会場:岡崎市美術博物館
主催:岡崎市美術博物館、NHK名古屋放送局、NHKエンタープライズ中部
制作協力:NHKプロモーション

2023年のNHK大河ドラマは、62作目となる「どうする家康」です。これまで数多くの大河ドラマに登場してきた徳川家康ですが、単独主役は1983年の「徳川家康」以来40年ぶりとなります。

家康が生きた戦乱の世は、まさに予期せぬことが次々に起きる時代。家康は、リーダーとして、たくさんの「どうする?」を突き付けられ、ピンチを招いた局面でも、決して逃げずに答えを出し続け乱世を終わらせました。先行きの見えないのは現代も同じ。今回の大河ドラマでは、家康を現代に通ずるリーダー像として、様々な人間との関係を大切に描いています。

本展覧会では、このNHK大河ドラマ「どうする家康」と連動し、徳川家康のほか、織田信長、豊臣秀吉など、様々な戦国武将にまつわる品々や、同時代の美術品・歴史史料などを紹介し、徳川家康と彼が生きた時代を浮き彫りにします。

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