「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!」公式図録
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かつては若冲も「知られざる鉱脈」だった。
縄文土器から現代作家の新作まで、個性的で魅力あふれる日本美術を幅広く紹介します。
「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!」の公式図録です。
【商品詳細】
サイズ:28.5×22.5×1.8㎝
ページ数:208ページ
【展覧会の内容】
日本美術には、まだ世に知られていない作者、作品が埋もれています。例えば、伊藤若冲(1716–1800)の場合、2000年に京都国立博物館で開催された展覧会をきっかけに、空前の若冲ブームが巻き起こりましたが、そんな若冲も、2000年以前は一般の人々にとっては「知られざる鉱脈」でした。その後も若冲をはじめとする奇想の画家の発掘は進みましたが、縄文から近現代まで、いまだ知られざる鉱脈がまだまだ眠っています。
本展では、あらためてその鉱脈を掘り起こし、美しい宝石として今後の日本美術史に定着していくことを目標としています。観客のみなさんが、ご自分の眼で「未来の国宝」を探していただきたいと思います。
【みどころ】
若冲ら奇想の画家
今世紀に入るまで、かつては一般の人々にとって「知られざる鉱脈」であった若冲。いまでは日本美術ブームを牽引する作家となりました。展示の序章として日本美術のスーパースターとなった若冲、蕭白、芦雪ら奇想の画家の作品を紹介します。
室町水墨画
現存作品はわずか10点ほど。明兆の弟子で朝鮮に渡ったことは知られますが、伝記はほとんどわからない霊彩。伝記や生没年すら謎に包まれた謎の絵師・式部輝忠など、極めてシャープな筆致でセンスが際立つエキセントリックな造形感覚の室町時代の絵師たちを紹介します。
素朴絵
15~16世紀、世界的にもいち早くイノセントな幼稚美を愛でた日本。素朴絵はその日本の美術史が生んだ魅力的なオリジナリティの表現のひとつです。
幕末・明治
陰影表現など西洋画からの影響が未消化であるがゆえにかえって不思議な魅力ある絵画、また近年再評価が進む超絶技巧による工芸を紹介します。
大正から昭和
不染鉄、牧島如鳩など、近代絵画史において他に類例のないユニークな表現で注目を集めつつある作家を紹介します。
縄文土器そして現代美術へ
先史時代に世界中でつくられた土器の中でも、造形のバリエーションの豊かさが傑出する縄文土器。展覧会のフィナーレは 情熱ほとばしる火焔型土器とは異なる、縄文独特のうねるようなモチーフをリズミカルかつエレガントに調和させた表現の縄文土器を紹介します。一万年以上続いた縄文時代を一括りにすることで見落としがちな造形の多様性を検証します。
【展覧会情報】
日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!
会期:2025年6月21日(土)~8月31日(日)
会場:大阪中之島美術館 4階展示室
主催:大阪中之島美術館、日本経済新聞社、NHK大阪放送局、NHKエンタープライズ近畿
協賛:岩谷産業、大阪商工信用金庫、大林組、ダイキン工業、三井不動産、桃谷順天館
監修:山下裕二(明治学院大学教授)
企画協力:浅野研究所
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